芸術家との親交
ミシアはココの親友で、画家ホセ・マリア・セールの妻です。
ポーランド出身で、父親は彫刻家でした。
ミシアはパリで成功したセレブで、多くの芸術家たちのミューズになりました。
ミシアは悲しみに暮れるココを家から連れ出し、多くの芸術家に合わせました。
このことが、ココとパリを拠点にする芸術家たちとの交流のきっかけになり、そのうちの何人かはココの愛人になりました。
ココは既に成功したファッションデザイナー。
一方、ココが交流していた当時の芸術家は、後に名を馳せるようになるものの、ココと知り合った時点では無名に等しくお金も持っていない者も多くいました。
ココのこの時の交友関係は、作家のジャン・コクトー、音楽家のストラヴィンスキーやラヴェル、画家のパブロ・ピカソやサルヴァドーレ・ダリ、それにロシアから亡命してきたロシア貴族など、国籍を超えたグローバルなものでした。
特にココはロシア貴族との親交の中から多くのインスピレーションを得て、毛皮のコートなどを作成し、ロシアンテイストを取り入れたデザインを多く手がけました。
ココにとって、そのほかの芸術家もまた、彼女に新しい発想を与えてくれる盟友でした。
彼らのおかげで、ココは前進し続けることができたのです。
そして、ココは彼らのパトロンとなりました。
芸術家との交流という場は、当時のココにとって公私共に最も必要な場所であったに違いありません。
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Friendship with Artists
Misia is Chanel's best friend and the wife of painter Josep Maria Sert.
She is originally from Poland, and her father was a sculptor.
Misia was a successful celebrity in Paris, and became a muse of many artists.
Misia took Chanel who is in despair out from the house and let her to meet many artists.
This became an opportunity for Chanel to interact with artists based in Paris. Some of them became Chanel's mistress.
Chanel was already a successful fashion designer.
While the artists Chanel interacted with became popular later, many artists who got acquainted with her at that time were unknown and did not have money.
Chanel formed the global friendship beyond the nationality with a writer Jean Cocteau, musicians Stravinsky and Ravel, artists Pablo Picasso and Salvador Dali, and Russian aristocrats who exiled from Russia, etc.
In particular, Chanel gained a lot of inspiration through the friendship with the Russian aristocracy, created fur coats, and worked on design a lot, adopting Russian taste.
Other artists were also sworn friends for Chanel, giving her new ideas.
Thanks to them Chanel was able to keep moving forward.
And Chanel became their patron.
The place for interacting with artists must have been the most necessary place for Chanel in her both professional and private life at the time.
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ココ・シャネルの自伝
- ガブリエル・シャネルの生家
- 孤児院時代
- 修道女学校にて
- 洋品店での仕事
- 愛称「ココ」
- バルサン邸での生活
- 帽子事業とアーサー・カペル
- 事業拡大、ファッションデザインへ
- 戦時中のファッション
- カペルとの別離
- 芸術家との親交
- 香水「No.5」の成功
- ラ・ギャルソンヌ La Garconne
- ウェストミンスター公爵
- ライバルたち
- アメリカ進出とポール・イリブ
- 従業員のストライキから引退へ
- 逮捕から亡命生活へ
- カムバック
- ココの最期