事業拡大、ファッションデザインへ
アーサー・カペルは、若きココ・シャネルに全てを与えてくれました。
彼女に働く場所を提供し、彼女に教養を身につけるように導き、そして彼女に無限の愛を与えました。
ココは、カペルと共に暮らしながら、父親からは決して得られなかった愛情に恵まれ、仕事に恵まれ、充実した日々を送っていたことでしょう。
ココの帽子専門店が大繁盛をする一方で、彼女はごく自然な流れに乗り、ファッションデザインに興味を持っていきます。
ココは自分の着心地のいい洋服を自分で作り、着こなしていました。
その洋服は、今まで決して女性が着なかったタイプのもので、コルセットもなければ何重にも下着をつけることも必要としない機能性を重視したスタイルで、たちまち評判になりました。
この当時、ココとカペルは、パリから西に30kmのところにあるリゾート地、ドーヴィルで過ごしていましたが、ドーヴィルの海岸を歩く女性たちは、こぞってココの仕立てる洋服に釘付けになりました。
このようなこともあり、彼女は必然的にファッションブティックをオープンすることになったのです。
1914年にドーヴィルに登場した、ココ初めてのファッションブティック「ガブリエル・シャネル」。
このお店は、コルセットから解放されたいと願っていた当時の女性の願いを反映した洋服を置く店であり、あっという間に大成功を収めました。
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Business Expansion into Fashion Design
Arthur Capel gave everything to the young lady Coco Chanel.
He gave her a place to work, led her to acquire the cultivation, and gave her eternal love.
Living with Capel, Chanel was loved, which she had never got from her father and succeeded in business. She would have been satisfied with her life.
While her hat shop boomed, she spontaneously became interested in fashion design.
Chanel made her own comfortable clothes by herself and dressed up in them.
These clothes are not a type of clothes that women had usually worn before. The style emphasizes functionality that does not require that women wear many underwears nor corsets, which immediately created a sensation.
At this time, Chanel and Capel stayed at Deauville, a resort located 30 kilometers west of Paris. Women walking on the coast of Deauville were all glued to the clothes Chanel made.
Then, she inevitably opened a fashion boutique.
Her first fashion boutique "Gabrielle Chanel" in Deauville was opened in 1914.
This shop has clothes that reflect the woman's desire at the time to be freed from the corset, which achieved a huge success immediately.
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ココ・シャネルの自伝
- ガブリエル・シャネルの生家
- 孤児院時代
- 修道女学校にて
- 洋品店での仕事
- 愛称「ココ」
- バルサン邸での生活
- 帽子事業とアーサー・カペル
- 事業拡大、ファッションデザインへ
- 戦時中のファッション
- カペルとの別離
- 芸術家との親交
- 香水「No.5」の成功
- ラ・ギャルソンヌ La Garconne
- ウェストミンスター公爵
- ライバルたち
- アメリカ進出とポール・イリブ
- 従業員のストライキから引退へ
- 逮捕から亡命生活へ
- カムバック
- ココの最期