ラ・ギャルソンヌ La Garconne

「ラ・ギャルソンヌ」とは、直訳すると「少年のような女性」という意味です。

この言葉は、1920年代から時代の最先端を行く女性たちのキーワードになります。

ラ・ギャルソンヌ

そして、このトップにいたのが、ココ・シャネルです。

ココは、「女性は着心地のいい洋服を着るべき」という考え方をデザインに反映していきました。

1900年代までの女性は、布地の多いドレスに暑苦しく身を包み、コルセットでウェストを締め付け、腰まで届く長い髪をしていました。

しかし、ココが提案したのは、ウェストを締め付けないもっと直線的なラインのものです。

ズボンを膝丈で切ったキュロットスカートや、昼間に着るセーターなど、それまで女性が着なかった男性的なアイテムを次々に考案しました。

この当時はショートヘアも流行していて、短い髪を覆うようなスタイルの「クローシェ帽」も大人気でした。

極めつけは、1926年に発表された、黒いミニドレスです。

それまで「黒」とは喪に服す色で、ファッションの色と認識されていませんでした。

しかし彼女は、黒という色を使った、ウェストラインの緩いミニドレスを発表したのです。

このファッションは、過去にない全く新しいもので、当時の女性たちのニーズにぴったり合うものでした。

アメリカのファッション雑誌「ヴォーグ」で絶賛され、あっという間に世界中の女性の定番アイテムになったのです。

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La Garconne

"La Garconne" means literally a boyish woman.

This term is a keyword for the women at the cutting-edge in the 1920's.

And Coco Chanel was the top leader of them.

Her idea that women should wear comfortable clothes was reflected in the design.

Before the 1900's, women wore heavy-weight fabrics, tightened the waist with a corset, and had waist length hairs.

However, what Chanel proposed was the straight lines of her design that does not tighten the waist.

She has devised masculine items that women had not worn until then, including knee length pants, culotte skirts and sweaters to wear during the day.

Short hair was also in fashion at the time, and a style with "Cloche hat" covering short hair was very popular.

And a little black dress was announced in 1926.

Until then, black is the color to mourn and was not recognized as the color of fashion.

But she announced a little black dress with the loose west-line.

This fashion was completely new, which had not existed in the past and matched with the needs of the women in those days perfectly.

It was highly appreciated by American fashion magazine "Vogue" and quickly became a wardrobe staple for women all over the world.

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